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中秋の名月
思学舎パーソナルつくば北の大泉です。

今夜は中秋の名月ですね。

ないでしょうか。

この世をばわが世とぞおもふ望月のかけたることもなしと思へば 藤原道長

この歌は絶頂期にある道長の権力を誇示するものとして解釈されてきましたが、近年、別の解釈もあるようです。
(その解釈については、論文をしっかり読んでからコメントしたいと思います。)
さて、私はこの歌を読む度に、何とも表現しがたい、道長の危うさを感じるのです。満ち欠けをし、夜の闇を照らす「月」を
用いて自分の権力を誇示する歌を詠むところに、道長の心の闇のようなものを感じます。まるでこのあとの藤原氏の行く末を
知っているかのような。
これは私のただの「感想」ですが、ここに文献や歴史的背景などからの根拠となる事柄を合わせると「論」になります。
高3生が今、一生懸命に書いている小論文も考え方は一緒です。

「それってあなたの感想ですよね」という言葉が一時期流行りましたが、何かを発言するときに強い「理由」や「根拠」
を持っていると、ただの「感想」ではなくなりますし、自信を持って発言・行動できるようになります。
小、中、高校生のうちからこの考え方を意識することで、生徒たちにより素敵な人生を歩んで欲しいなあと思った「中秋の名月」
でした。






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