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中2に理科実験を行いました!

こんにちは!

思学舎 土一・竹園TOPPA館土浦校です。

 

本日は中2の理科の授業で簡単な”実験”をやったのでご紹介しようと思います。

今、塾の授業では化学分野が終わり、生物分野「植物の体のつくりとはたらき」について予習を行っています。そこで、植物の光合成のはたらきについて学習をしました。

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進度的にも余裕があるので先生の私物であるちょっとした実験キットを用意。

上の写真のBTB溶液は中1で初出する指示薬であり、その色で黄色→酸性/緑色→中性/青色→アルカリ性と、水溶液の性質を調べることができます。

 

①まずは用意した水に青く調整したBTB溶液を入れます。

②続いてそのビーカーへ、ストローでブクブクと息を送り込みます!

→人間の吐く息は、二酸化炭素濃度が少し高くなっており、中1で「二酸化炭素は水に少し溶け・水溶液は酸性を示す」という性質を学習しています。”少し”しか溶けないので、根気強くブクブクと息を送り込みました(笑)

③二酸化炭素が溶けることで、青色のBTB溶液が黄色のBTB溶液になります。そこへオオカナダモを入れてやり、片方はアルミホイルで光が当たらないようにし、もう片方は光を当てて光合成させます。

→光合成をさせている間、子どもたちには定期テスト対策問題を解いてもらいました!

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④授業終盤です。写真でも伝わるでしょうか。

・真ん中の何も入っていない試験管は、息を吹き込んで黄色にした実験前のBTB溶液の色→対照実験というやつですね。

・左がアルミホイルをまき、光が当たらないようにしたもの。→光合成ができず、BTB溶液の色は変わらず黄色のままですね。

・右がアルミホイルをまかず、光が当たるようにしたもの。→光合成ができます。色が水色に戻ったことで、酸性の原因である二酸化炭素が無くなった(使われた)ことがわかります。実際、光合成は水中の二酸化炭素を使い、酸素を出します。実験中はプクプクと気泡が出ていました。

 

最後は実験キットを回しながら近くで見てもらい、色の変化を感じてもらいました。

理科は教科書・ワークに書かれている大事なことを覚えればある程度点数は取れます。ただそれだと理科という学問本来の楽しさが損なわれてしまう気がしてなりません。実際に実験・観察をして自然の事物・現象を目の当たりにすることが科学的探究心・知的好奇心育成に寄与すると考えています。

 

なお、中1はまさに二酸化炭素などの気体の性質・BTB溶液の性質を学習しているため、明日の授業で実際の色を見てもらおうと思っています。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

TOPPA館土浦校

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