思学舎グループは茨城県・千葉県・埼玉県・東京都に教室を展開する小・中・高一貫指導の総合学習塾です。

友だち追加

イベント情報・お知らせ記事

ひゃくえむ。

こんにちは!
土一・竹園TOPPA館土浦校です。

 

昨日で、今期の冬期講習が終了いたしました!
お正月期間は休校でしたが、それ以外はみっちりとスケジュールが詰まっていたため、メリハリのある冬休みになっていれば嬉しいなと思います

また、中2・中3対象の冬期合宿も実施しましたが、こちらも非常に充実したものとなりました。合宿の様子については、改めてご報告させていただきます。

 

さて、ここからは少し個人的な話になりますが、お正月期間に「ひゃくえむ。」という映画を観ました
本当に何気なくNetflixで再生した作品だったのですが、予想以上に心に刺さり、この1週間ですでに3回も観てしまいました(笑)。

 

この作品は、100m走を舞台に、いわゆる“天才タイプ”の主人公・トガシが、小学生から社会人になるまでに経験する栄光と挫折を描いた物語です。
主人公のトガシはもちろんですが、登場人物一人ひとりの「キャラクター性」と「言葉」がとにかく魅力的で、印象に残るシーンの連続でした。

 

今回はその中でも、特に心に刺さったシーンである
**財津の全校集会**についてご紹介します。

 

登場人物の一人・財津は、100m日本記録保持者という、作品内で最も優れた選手です。主人公のトガシでさえ
「(財津選手の記録を超えるのは)無理じゃないかな……」
と口にするほどの存在です。

 

そんな財津が、母校の全校集会で代表として講話をする場面があります。
その第一声が、こちらです。

「浅く考えろ、世の中舐めろ、保身に走るな、勝っても攻めろ。以上。」

 

……いや、最初は尖りすぎていて、正直なところ内容を理解しきれませんでした。
しかし、作品を3周した今、ようやく言葉の意味が自分なりに腑に落ちてきました。

 

「浅く考えろ、世の中舐めろ」
→ 深く考えすぎる必要はない。未来のことは誰にも分からないし、「失敗するかもしれない」と過度に恐れる必要もない。周りのライバル(世の中)が凄そうに見えても、必要以上に気にしなくていい。

「保身に走るな、勝っても攻めろ」
→ 「どうせあいつはすごい、自分なんか無理だ」と諦めて守りに入らなくていい。たとえ目標を達成しても、そこで満足せず、さらに上を目指せ。

 

このように、私は解釈しました。
100m走という競技に限らず、受験やあらゆる挑戦に向き合う人の心にも刺さる言葉だと思います。

 

実際、昨年12月のテストで合計498点を取り、学年1位だった生徒は、振り返りで
「できなかった問題を復習して、次に活かす」
と話していました。まさに“勝っても攻める”姿勢で、かっこいいですね。

 

 

さらに、この全校集会では質疑応答でも名シーンが続きます。

登場人物の小宮は、ケガの再発を恐れるあまり、思い切って走れなくなってしまったキャラクターです。
その小宮が、財津にこう質問します。

 

小宮
「財津選手は、そういうメンタルケアというか……不安にどう対処しているのでしょうか?」

 

それに対し、財津はきっぱりと言い切ります。

「結論から言うと、不安は対処すべきでない。」

 

そして、こう続けます。

「人生は常に失う可能性に満ちている。そこに命の醍醐味がある。
恐怖は不快ではない。安全は愉快ではない。
不安とは、君自身が君を試す時の感情だ。
栄光を前に、対価を差し出さなきゃならない時、ちっぽけな細胞の寄せ集め一人。
人生なんて、くれてやれ。」

 

……痺れました。

これは小宮のイップス克服だけでなく、受験や人生の挑戦に立ち向かうすべての人の背中を押す言葉だと感じます。

 

私自身、昨年自動車事故に遭い、自車が廃車になるという経験をしました。そのとき、
「人はいつ命を失ってもおかしくない」
と強く実感しました。

 

また、勝負には必ず勝者と敗者がいます。未来を考えれば、楽しいことばかりではなく、不安や恐怖がつきまとうのは当然です。

 

ですが一方で、「1+1=?」というテストに不安を感じる人はいません。
→それは安全だからです。でも、安全なテストは決して愉快なものではありません。

 

財津の言葉から、
失う可能性があるからこそ、命は儚く、尊く、美しい。
そして、合否や勝敗といった保証のないものだからこそ、挑戦には面白さや感動が生まれるのだと改めて感じました。

 

不安は、一定の壁に挑戦する人なら誰しもが抱く感情です。
しかし、その「対処」として挑戦そのものを諦めてしまうのは、あまりにももったいない。

不安は不安として受け入れ、共存し、乗り越えるためのエネルギーにする。
その姿勢こそが大切なのだと再確認しました。

 

 

ここからの2か月間、受験生の中には苦しさや不安に苛まれる人もいるでしょう。

ですが、それで人生が決まるわけではありません。

 

「もし落ちたらどうしよう」
「志望校を下げた方がいいのかな」
「勉強できなくて嫌になってしまう」

 

そんな気持ちになることも、きっとあります。

 

それでも、財津はこう言っています。

「浅く考えろ、世の中舐めろ、保身に走るな、勝っても攻めろ。」

 

現実を見つめ、目標に向けて必要な取り組みを続ける。
そして、結果が出てもなお、学びを止めない。

そんな子どもたちでいられるよう、これからも全力で並走し、牽引していきたいと思います。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

トップページへ戻る